デサイナーYumiのコラムColumn

2022.01.11

プラチナとは?

あなたの輝きを引き出す
ジュエリープロデューサーのYUMIです。
今日は、指輪の素材についてお話します。

「プラチナってなんですか??」

って、聞かれたことがあって・・
「えっ・・」知らないんだ。。。

一瞬、とまどってしまったワタクシ。

そうだよね、指輪をつけない、
指輪を持ってない若い方からすると、
指輪の素材のことなんて知らなくて
当然ですよね。

シルバーは知ってるのかな~?

シルバーとプラチナがごっちゃになってる人もいますよね。
見た目は同じ白い色なんですが、
中身はぜんぜん違いますよ。



まずは、「プラチナってなんぞや?」

プラチナは限られた国でしか産出されず、
地球上の鉱物の1トンあたりの中に
0.001の産出量。

これは、金のわずか1/25に満たない
希少な貴金属であるということ。

非常に希少性の高いレアメタルです。

色は生まれながらに白い光沢(銀色)を
しているため、長い年月を経ても
変質・変色することがない!

というのが特徴です。

同じレアメタルでも工業用とは違いますよ。
宝飾品、ジュエリー製品の中では最高級品質で、
安心、安全な素材と言えます。

その上、財産性も備えてるため、

日本では、白く美しく高級なイメージとして・・
プラチナは「永遠の象徴」とされています。

一言でプラチナって言っても、
種類があります。

プラチナ1000が、純度100%のプラチナです。

これは、柔らかく傷つきやすいので、
装飾品や加工には不向きなところがあります。

そこで、純度90%のプラチナに+10%の割り金を入れて
硬くしているプラチナ900
宝飾ジュエリーでは多く使われています。

一般的には、プラチナ1000、プラチナ950、
プラチナ900、プラチナ850、とあります。

中には、プラチナ555、プラチナ100など
プラチナの含有量を少なくしているものもありますが、
プラチナ以外の割り金によっては、
変色や金属アレルギーが起こる可能性が
あるので気をつけたいところです。

ネックレスなどのチェーンに使われるのは、
強度があるプラチナ850がほとんどです。

プラチナ950は純度が高く金属アレルギーが
起こりにくいというメリットはありますが
900より柔らかく価格も高くなってしまいます。
 
じゃあ「どれが良いんですか?」

と聞かれると、
結婚指輪に適しているのは、
・価格を抑えられる
・傷がつきにくい
・修理加工がしやすい

メンテナンスのことを考慮すると・・
プラチナ900が良いでしょう。

しかし、プラチナが柔らかいと聞けば、
普段身につけて傷が入るのが気になりますよね。

アウラでは、プラチナ900にある金属を加え
少し硬度を上げて制作しています。

デザイナーYUMIが業界歴30年の研究で
一番バランスがとれている素材だと思います。

その割り金の含有量については企業秘密になりますが、
これを『ハード・プラチナ』と言います

ということでプラチナは、・・・

この地球上のなかで、
宝飾ジュエリー製品のなかで
やっぱり!貴金属の王様と言えるでしょう!

さて次回は、見た目はプラチナと同じ色の貴金属・・
ホワイトゴールドというのがあります。

その『ホワイトゴールド』についてお話しますね。